odoo再開発日記二

Published Thursday 23 May 2019 08:02:01 AM | Tags: odoo action view odoo再開発

この開発日記は自分で odoo を再開発する時に、解決が難しい問題と効率良くやり方とかを記述しております。

開発環境： OS:ubuntu

作業フォルダ説明：

作業フォルダ
├── test.conf  # odoo配置ファイル
├── my_addons  # 開発モジュールの格納フォルダ
│   ├── hello  # 前回作成したモジュール
│   │   ├── controllers
│   │   ├── demo
│   │   ├── models
│   │   ├── security
│   │   └── views
└── odoo12  # ここにodoo 12.0をインストルされました

目標

アクション作成
メニュー作成
ビィー作成

アクション作成

参考資料：odoo のアクション

上記資料に odoo のアクションが５つあります：

Window Actions (ir.actions.act_window)
URL Actions (ir.actions.act_url)
Server Actions (ir.actions.server)
Report Actions (ir.actions.report)
Client Actions (ir.actions.client)

この５つアクションが対応テーブルがあります：

対応テーブルに新しいレコードを追加すれば、新しいアクションが定義されます。勿論データベースの管理ツールでテーブルを編集して、直接レコードを追加することができますが、メンテナンスが悪いです。このついて、odoo はメンテナンス安い方法を提供しています。

まず、一番簡単なアクション URL アクションを作って見ます。下記の様な xml ファイルを作成します、名前は何でもいいですが、ここは hello/views/actions.xml となります。

<!-- hello/views/actions.xml -->
<odoo>
    <data>
        <record id="action_hello_url" model="ir.actions.act_url">
            <field name="name">Hello url action</field>
            <field name="url">http://www.google.com/</field>
            <field name="target">new</field>
        </record>
    </data>
</odoo>

上記 xml ファイルの意味は、モデル ir.actions.act_url に新しいレコード: name フィルドが Hello url action url フィルドがhttp://www.google.com/ taget フィルドが new を追加する。モデル ir.actions.act_url は odoo/addons/base/models/ir_actions.py ファイルに定義されます。

class IrActionsActUrl(models.Model):
    _name = 'ir.actions.act_url'
    _description = 'Action URL'
    _table = 'ir_act_url'
    _inherit = 'ir.actions.actions'
    _sequence = 'ir_actions_id_seq'
    _order = 'name'

    name = fields.Char(string='Action Name', translate=True)
    type = fields.Char(default='ir.actions.act_url')
    url = fields.Text(string='Action URL', required=True)
    target = fields.Selection([('new', 'New Window'), ('self', 'This Window')],
                              string='Action Target', default='new', required=True)

各フィルドの意味は下記のリックを参照してください。

https://www.odoo.com/documentation/12.0/reference/actions.html#url-actions-ir-actions-act-url

IrActionsActUrl クラスの_table フィルド、値が’ir_act_url’によると、モデル’ir.actions.act_url’とテーブル’ir_act_url’の対応関係がすぐ分かります。

そして、hello モジュールの定義ファイル__manifest__.pyの data 項目に actions.xml ファイルを追加します。

    ...
    # always loaded
    'data': [
        'views/actions.xml',
    ],
    ...

下記のコマンドで hello モージュルを更新して odoo を起動します。

$./odoo12/odoo-bin -d test_odoo -c test.conf -u hello

起動成功すれば ir_act_url テーブルを確認すると追加されたアクションレコードが見えます。

メニュー作成

次は新しいメニュー項目を作成して上記アクションを呼び出します

メニュー作成方法はアクションの作成方法大体同じ、まず、views/menu.xml ファイルを作成して、下記内容を追加します。

<odoo>
    <data>
        <menuitem name="Hello" id="hello.menu_root"  action="hello.action_hello_msg" />
    </data>
</odoo>

上記 xml ファイルに action が”hello.action_hello_msg”と設定されます、つまり、このメーニュをクリックすると、”hello.action_hello_msg”アクションを呼び出すことができます。

上記 xml ファイルを使用のため、hello モジュールの定義ファイル__manifest__.pyの data 項目に menu.xml ファイルを追加します。

    ...
    # always loaded
    'data': [
        'views/actions.xml',
        'views/menu.xml'
    ],
    ...

再度コマンドで hello モジュールを更新して起動します。

$./odoo12/odoo-bin -d test_odoo -c test.conf -u hello

起動成功すれば、odoo の画面を開くするとトップメニューには Hello のメニューを見えます。ただし、アクションがないメニュー項目が表示されないので注意が必要です。

Hello メニューをクリックすると、新しいページ http:://www.google.comが開けます。

ビィー作成

odoo のビューが下記の種類があります：

Lists
Forms
Graphs
Pivots
Kanban
Calendar
Gantt
Diagram
Dashboard
Cohort
Activity
Search
QWeb

QWeb が普通の HTML タッグも使えますから、一番理解安いと思います。では簡単の QWeb ビューから作りしましょう。

まず、template.xml を作成し、下記のコードを入力します。

<odoo>
    <data>
        <template id="hello_msg">
            <h1>Hello</h1>
        </template>
    </data>
</odoo>

次は定義ファイル__manifest__.pyの data 項目に追加します。

    # always loaded
    'data': [
        'views/templates.xml',
        'views/actions.xml',
        'views/menu.xml',
    ],

ここまで、qweb ビュー”hello_msg”の定義が完了しました。ただし、このビューにアクセスすることがまたできないので、アクセスルードの定義が必要です。

hello/controllers/controllers.py を編集して、下記のコードを入力します。

# -*- coding: utf-8 -*-
from odoo import http

class Hello(http.Controller):
    @http.route('/hello/hello/', auth='public')
    def index(self, **kw):
        return http.request.render('hello.hello_msg')

そこまで、/hello/hello ルードを定義しました。

$./odoo12/odoo-bin -d test_odoo -c test.conf -u hello

上記コマンドで hello モジュールを更新して再起動します、問題なけれは、http://localhost:8069/hello/hello/をブラウザで開くと、下記の画面が見えます。

最後、先ほど作成した URL アクション(/views/actions.xml)を下記のように変更して、再起動すると、Hello メニューから/hello/hello に遷移することが出来るになります。

<odoo>
    <data>
        <record id="action_hello_url" model="ir.actions.act_url">
            <field name="name">Hello url action</field>
            <field name="url">/hello/hello</field>
            <field name="target">new</field>
        </record>
    </data>
</odoo>

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